教室内テスト

入門の基本テキストが終了したら、珠算は8級から、暗算は4級からプリントでテストをします。
進級し、次の級の基本が終わったら、さらに進級テストをします。
テストの時期は、個人の進度に合わせてやるので、決まっていません。
教室内の進級テストは、無料です。

進級テストができるようになったら

◆文鎮を用意しましょう

見取算を正しくやるには、文鎮が必要です。
文鎮がないと、プリントがずれないように手を押さえたり、手でプリントをずらすなど、無駄な動作が多くなります。

◆家でもそろばんの練習ができます

基本の間は、そろばんを間違ったやり方で覚えてしまう危険性があるため、家でのそろばん練習は勧めていませんでした。
7級以上のテストをする人は、問題集の3回目以降の問題を家でやることができます
テスト同様、10分ずつ時間をはかってやっても良いし、時間を気にせずゆっくりやっても構いません。
家でやった問題は、自分で答え合わせをしてください。
答え合わせも勉強になります。
数字を読み取る力が身に付き、自分の間違いやすい癖を見つけられます。

検定試験との違い

2002年度から検定試験の内容が大幅に変わり、珠算は、乗算・除算・見取算の三種目を続けて30分でやり、暗算は三種目を続けて12分でやります。
合格基準も合計点で判定されます。
問題も、見取算の口数が少なくなり、位も揃っているので簡単になっています。

けれど教室内のテストは、旧式の検定試験形式で、珠算は各種目10分ずつ、暗算は各種目4分ずつでやり、全種目が基準点に達しないと合格にしません。
合計点で進級してしまうと、実力が身に付かないまま難しくなる種目が出てくるからです。
ただし、検定試験直前1カ月間の検定練習では、現行の検定試験同様の形式でやりますので、合計点で合格する場合もあります。

実力をつけるためのテスト

教室内のテストは、次の級へ進めるかどうかの実力を判定するためと、進級できる実力をつけるためにやります。
そろばんは、スポーツ同様心身の状況に大きく左右されますから、点数は大きく乱高下したり、中々全部の種目で良い点数が出せないこともありますが、点数自体にあまり一喜一憂する必要はありません。

学校では良い成績しか取ったことがなくても、30点以下の点数でショックを受けることもあるでしょう。なかなか点数が上がらず、やめたくなることもあるでしょう。
それが珠算の良いところでもあります。
悪い点数が続いても、諦めずに続ければ絶対合格できます。途中で諦めたら挫折感しか残りません。

受験や学業・部活などでやめる時期はくるでしょう。
それまでは、目標の級に合格するまで諦めずに続けてください。
途中で諦めなかったことが、一番の経験になるはずです。

◆テストは毎回満点になるまで直す

テストで間違えたり、できなかった問題は全部、正解になるまで何度でも直してもらいます。
テストと違って、わからなければ何回でもすぐに指導します。
わからない問題、間違いやすい問題を何度もやることで、確実に実力がつきます。